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白鵬の張り手、かち上げは禁じ手にできるか [◆論  評◆]

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 「こうなったら、張り手、かち上げを規則で禁じ手にするしかないんじゃないか」

 好角家のタレントや文化人の間からはとうとうそんな声も上がり始めた。今年最後の本場所、九州場所で43回目の優勝を果たした大横綱・白鵬の立ち合いについて、「あまりにも乱暴」「また悪い癖が出た」「しかも以前よりひどい」と非難が集中しているのだ。

(c11yg/gettyimages)

 白鵬は九州場所15日間の取組のうち、実に10日で張り手、かち上げを多用。とりわけ12日目の遠藤戦が凄まじく、議論を再燃させる火種となった。

 この一戦、白鵬が立ち合いでまず左から頬を張ると、間髪入れず右のかち上げ、というより肘打ちを食らわせ、遠藤が鼻から出血。白鵬はさらにダメ押しするように左右の張り手で頬をひっぱたき、最後には遠藤をはたき込んで完勝である。

 総合格闘技まがいの過激な打撃技の連発に、NHK解説者の舞の海秀平氏は、「過去の横綱はこういう立ち合いはしなかった。このかち上げは見ていて後味が悪い」と不快感を示している。

 当然、場所後の横審(横綱審議委員会)でも白鵬がやり玉に挙がった。九州場所の千秋楽から一夜明けた11月25日、両国国技館で開かれた横審の定例会合では、通常の二倍に当たる約30分もの時間を費やし、白鵬の相撲について論議。矢野弘典・横審委員長(産業雇用安定センター会長)はこう苦言を呈した。

 

 

 

 


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