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米中二極化リスクと日本の課題 ビル・エモット氏インタビュー

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 べルリンの壁が崩壊した1989年に著書『日はまた沈む—ジャパン・パワーの限界』で金融バブル崩壊を予測したビル・エモット英『エコノミスト』元編集長。その後も低迷する日本をウォッチし続けるエモット氏は冷戦後の30年をどう評価しているのか、インタビューした。

木村(以下、──)この30年をどう振り返るか。

ビル・エモット:ロンドン生まれ。英『エコノミスト』特派員として1983年東京赴任。93~2006年同誌編集長。英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)理事会やジャパン・ソサエティー(日本協会)の会長を務める。著書『「西洋」の終わり 世界の繁栄を取り戻すために』(日本経済新聞出版社)など多数。(撮影:MASATO KIMURA)

 

エモット:冷戦後の30年は世界にとってまさに前進の時代だった。多くの人々はロシアと欧米諸国の関係について失望しているが、世界を見渡すと民主主義が広がり、オープンな人の移動が進み、国家間の紛争ははるかに少なくなった。

 中国、インド、その他の国々で何億人もの人々が貧困から抜け出した。もちろん失望する部分もあるが、後代の歴史家は冷戦の終結を世界史におけるターニングポイントと見るだろう。

──フランスの国際政治学者ドミニク・モイジ氏は希望、恐れ、屈辱によって世界が形作られる「感情の地政学」を語った。文化や感情が世界の変化に与える影響をどう見るか。

 

 

 

 


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