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【日本人の心 楠木正成を読み解く】第2章 時代の先駆者が伝えるもの(9)赤十字の理念とも重なり [◉日本流を考える]

【日本人の心 楠木正成を読み解く】第2章 時代の先駆者が伝えるもの(9)赤十字の理念とも重なり

【日本人の心 楠木正成を読み解く】●(=■9) 赤十字の理念とも重なり
川で溺れる敵兵を救出する楠木正行が描かれた絵はがき。基になった絵は戦前に焼失している(日本赤十字看護大所蔵)
 平成3年のNHK大河ドラマ「太平記」で、楠木正成(くすのき・まさしげ)を演じた武田鉄矢さんは当時、雑誌のインタビューで正成の魅力を次のように語っている。
 「家族や部下を大切にした男でもあったらしいね。それどころか、敵をも立派な塚をつくってねんごろに弔っている。戦でも攻めてくる者には攻撃するけど、逃げる者までは、追って殺すようなマネは決してしなかった。逃がしてやった」(『ザ・ビッグマン』同年6月号)
 武田さんの言う通り、正成の本拠地だった大阪府千早赤阪村の共同墓地の中央に、「寄手塚(よせてづか)」と呼ばれる五輪塔が残っている。正成が赤坂や千早の合戦の後、鎌倉幕府勢の戦死者を憐(あわ)れんで建てたと伝わる。
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