「パパ活」に「ママ活」。近頃、耳にはするがいまいち実態の見えないこれらの現象。
パパ活の現場を取材し、『パパ活の社会学』(光文社)を上梓した一般社団法人ホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾氏に、援交とパパ活の違い、パパ活の出会いの場である交際クラブ、パパ活で男女が求めるものなどについて話を聞いた。
――数年前から「援助交際」という言葉に代わり、「パパ活」、最近では「ママ活」という言葉も耳にするようになりました。
坂爪:2016年頃からネットを中心に「パパ活」という言葉が広がりはじめました。女性が年上の男性とデートをして、見返りに金銭的な援助を受け取るものです。「援助交際」という言葉を「パパ活」というソフトな言葉に言い換えることで、売る側も買う側も仲介する側にとっても援助交際よりは良いイメージのものとなり、言葉が普及したんだと思います。ただ、パパ活も援助交際も愛人契約も個人売春の言い換えに過ぎず、実質的にはほとんど変わりません。
そういった背景のなか、これまで風俗や買春などについての取材を重ねていたのもあり、『はじめての不倫学』(光文社)の続編のようなイメージで書きました。
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