村上春樹氏、オウム13人死刑執行に「『反対です』とは公言できない」

村上春樹氏(2014年11月7日撮影)。(c)AFP PHOTO / JOHN MACDOUGALL 〔AFPBB News

 このところ、医大入試について、男女の不均等や多浪生への不平等の実態が報じられ、問題視されています。

 日本社会では、「不正入試」と言うと何かと、やいのやいのと騒ぐ傾向があります。

 では「いったん入学してしまった後の、単位や進級はどうか?」と問われると、およそ「トンネル」に近いラフな現実があるように感じます。

 さて、大学で教えるようになって20年目の秋、目を剥くような、驚くべき報道に接しました。

 あろうことか、大学の公的な「記者会見」として、単位取得や卒業を不正に行っていた事実を、とくとくと、もしかすると半ば自慢げに語る記事を目にしたのです。

 「・・・テストも準備せずに受けて、問いも読まない。答案用紙の裏に、自分の書きたいことをぎっしり書いて出したら、点をくれました」

 「卒論も、参考文献なんか1冊も書かずに、1週間で原稿用紙100枚をでっち上げで書いた・・・」

 こんな問題外な内容を、こともあろうに大学の公的な記者会見で、固有名詞を挙げながら、何かの戦果であるかのごとくに語る内容。

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