千葉の鴨川と言えば「海」というイメージが強いが、「大山千枚田」という棚田をはじめとして「山」にも恵まれている。その鴨川市の山の中に「無印良品」の良品計画が運営する「里のMUJI みんなみの里」が4月末にオープンした。

「里のMUJI みんなみの里」

 

 もともと、1999年に鴨川市が総合交流ターミナル「みんなみの里」として設置し、地元の農業従事者を中心に構成された「鴨川市農林業体験交流協会」が指定管理者となり、直売所などを運営していた。

 ところが、鴨川市、南房総市、館山市など安房地域は全国でも有数の「道の駅」激戦区。このところ、売上、訪問者数ともに減少傾向が続いていた。そこで白羽の矢が立ったのが「無印良品」だったというわけだが、きっかけとなったのは、良品計画の社員の一人が鴨川市に移住したことだった。

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