戦没者遺骨収集の思い語る 野口健氏、建国記念を祝う式典で講演 静岡・浜松 [1)英霊・靖国]
「建国記念の日」の11日、静岡県の浜松市建国記念の日奉祝運営委員会(中山正邦会長)は、奉祝式典(産経新聞静岡支局後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。
今年で34回目となる同式典には市民ら約千人が参加。中山会長は式辞の中で緊迫する北朝鮮情勢などに触れ、「日本の意思を世界に示し、アジアの平和と安定をもたらす大国としての役割を果たすべきだ」と訴えた。
式典後には記念講演も行われ、富士山の清掃登山や戦没者の遺骨収集などに取り組むアルピニストの野口健氏が「自然と国家と人間と」をテーマに熱い胸の内を語った。
野口氏は第二次世界大戦で激戦地となったフィリピン・レイテ島で戦没者の遺骨収集に当たった際のエピソードを披露。遺骨が見つかった多くの洞窟からは、日本の方角に海が見えたといい、「多くの兵は最後に日本を感じ、亡くなっていったと感じた。戦争をしろというわけではないが、国を守って亡くなっていった方々に冷たい国はいずれ滅びると理屈抜きに感じた」と当時の思いを振り返った。
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