「自力で国守るにはどうすべきか考えねばならない時代になった」…法学者の竹田恒泰さん、国防問題と向き合う必要性訴える 松江
法学者で政治評論家の竹田恒泰さんが講師を務める山陰竹田研究会の特別講義「日本を楽しく学ぼう!」が12日夜、松江市で開かれた。竹田さんは北朝鮮の核実験などに触れ、「米国の『核の傘』で守られてきた状況が一変し、日本は自力で国を守るにはどうすべきかを考えねばならない時代になった」と指摘した。
日本の未来を考える場として、全国各地で竹田さんによる特別講義を開講している竹田研究会。島根・鳥取両県では、山陰竹田研究会が平成26年から随時、開催している。
竹田さんは、北朝鮮の核・ミサイル開発について、「日本人は“慣れっこ”になってしまったが、水爆を持つに至った北朝鮮は今や『脅威』。国際情勢は、北朝鮮が思う通りの道筋をたどっている」と警告した。
また、「侵略、テロなど攻撃する側は手段や日程などを自由に選べ、小さな力で実行可能だが、防衛する側は24時間、全方向を警戒する必要がある」と指摘。「戦力」を「大きな力」、「自衛力」を「必要最小限度」とする憲法9条の政府見解に疑問を呈した。
その上で、「私たちは、国防問題に対し、喫緊かつ最大の課題として向き合っていかなければならない」と訴えた。
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