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【日米開戦75年】「家族の足跡知りたい」軍歴証明の交付急増 海軍は年間1800件超、例年の4倍に

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2016.12.7 17:06

【日米開戦75年】「家族の足跡知りたい」軍歴証明の交付急増 海軍は年間1800件超、例年の4倍に

厚労省から軍歴証明書(手前)を取り寄せ、祖父の歩みを調べた納村綾乃さん=11月3日、兵庫県西宮市

 先の大戦で日本軍に所属した軍人、軍属の人事記録「軍歴証明書」の交付件数が急増している。海軍の軍歴証明を管理する厚生労働省によると、ここ数年は個人への交付は400件前後で推移していたが、平成26年度は1656件と急増。戦後70年の27年度は1869件とさらに増加した。

 軍歴証明は国が恩給や年金を支給するために必要な資料で、軍人の入隊日や所属部隊などがまとめられている。以前は「自分史を作る」などの理由で本人が請求することが多かったが、ここ数年は孫などからの請求が増えている。

 陸軍の軍歴証明を都道府県に求める件数も増えており、25年度は5268件、26年度は6074件、27年度は7348件だった。このうち個人からの請求が何件かは不明だが、申し込みが増えたため受付を休止する自治体も出ている。

 厚労省は「戦後70年で戦争に関する報道が増えたことや、祖父の生きざまを孫が探る映画などの影響で、家族の足跡を知りたいという人が増えているのではないか」と分析している。


タグ:軍歴証明
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