【日々是世界 国際情勢分析】米大統領選は「世論調査はウソをつく」を再現した [◆マスコミ]
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2016.11.15 13:00
【日々是世界 国際情勢分析】米大統領選は「世論調査はウソをつく」を再現した
8日の米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ氏(70)は、大方の世論調査の予想を覆して当選を果たした。現状に不満や怒りを抱える「白人の労働者層」の有権者が、世論調査の想定以上に大挙して投票したためだとの解説がみられる。白人の労働者層は、「自分たちの意見が政治にないがしろにされてきた」と感じ、それまで、あまり熱心でなかった選挙に参加したとみられる。大手メディアや政治評論家らは、予測があまりに見事に外れた「世論調査の敗北」に衝撃を受けている。
世論調査には、さまざまな手法があるが、もっとも一般的なのは、コンピューターで無作為に発生させた電話番号に電話をかけ、調査員が電話口の有権者に聞き取るやり方だ。ただ、こうした一般的な調査手法では、正確に把握しきれない民意があることは専門家に知られてきた。米国で著名なケースが、「ブラッドレー現象」と呼ばれる古典的な世論調査の“失敗例”だ。
タグ:世論調査はウソをつく
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