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【経済インサイド】日本初上陸の「空売りファンド」の標的は伊藤忠商事だった! 「東芝並みの不正会計」を喧伝し揺さぶるが…

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2016.8.14 11:00

【経済インサイド】日本初上陸の「空売りファンド」の標的は伊藤忠商事だった! 「東芝並みの不正会計」を喧伝し揺さぶるが…

空売りファンドはさらに伊藤忠商事を攻め続けるのか。写真は伊藤忠商事の鉢村剛最高財務責任者(CFO)(左)と、グラウカス・リサーチ・グループのソーレン・アンダール氏

 2016年3月期連結決算の最終利益で初の総合商社首位となった伊藤忠商事が、米国の投資ファンドからの「不正会計の恐れがある」という想定外のやり玉に挙げられている。ファンドは7月27日付のリポートで、「伊藤忠は15年3月期の最終利益を少なくとも1531億円相当水増しした」などと主張。リポートが材料視されて一時は株価急落に見舞われた伊藤忠は「適切な会計処理を実施しており、当社の見解とは全く異なる」と真っ向から反論し、「法的対応も選択肢の1つ」と対抗措置をちらつかせる。「空売り」と呼ばれる投資手法と「不正」を訴えるリポートの合わせ技で利益を狙う海外ファンドの日本初上陸に、日本の証券市場では波紋が広がっている

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