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毛沢東が生誕130周年を迎えた。記念イベントで中国の習近平国家主席は、毛沢東をかつてないほど礼賛した。
中国共産党では個人崇拝は明確に禁じられている。だが、習近平は自らを神格化が進む毛沢東の後継者であると位置付け、自身への個人崇拝をなし崩し的に広めようとしているかに見える。
毛沢東がなしえなかった「革命」の夢は「オレが実現する」とでも言わんばかりだが、足元では習近平の政治・経済運営の失敗が目立ちはじめている。毛沢東礼賛には自身への批判をかわす狙いもありそうだ。(JBpress)
(福島香織:ジャーナリスト)
クリスマス翌日の12月26日は毛沢東の誕生日で、今年は毛沢東生誕130周年だった。これに合わせて、毛沢東同志生誕130年記念座談会が開催され、習近平が毛沢東評価の講話を発表した。この内容が10年前の毛沢東生誕120周年記念日のときの講話とかなり違っていると話題になっている。習近平は毛沢東について、新たに2つの評価を加えたのだ。
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