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あなたの仕事がうまく回らないのは、職場に巣食う「害虫」のせいである――。全体最適のマネジメント理論TOCの世界的第一人者、岸良裕司氏(ゴールドラット・ジャパンCEO)が、会社を停滞させる構造的な問題を害虫に見立て、その特徴と対処の仕方を、実例を基に伝授する。
第3回は「サバヨミ虫」。納期を守れないという不安から、一人ひとりが必要以上のサバを見積もってしまい、結局、プロジェクト全体で納期が遅れるという悪循環が発生する。
だが、サバを読むのは「納期を守りたい」という責任感の裏返し。サバの持ち方を工夫すれば、プロジェクトは劇的に速く進む。
(岸良裕司:ゴールドラット・ジャパンCEO)
名称:サバヨミ虫
職場へのダメージ:★★★☆☆
主な生息地:不確実性の高いプロジェクト
特徴:人の心の中にある責任感を好み、それを栄養源にして急速に増殖する。主な被害として、納期遅れ、予算超過、プロジェクトの収益の悪化など。「サバヨミ虫」が大量発生しているところには、「シーエー虫」「マルチタスク虫」も同時発生することがあるので早期の対策が必要である。
>>他の害虫(イラスト)を見る(連載未登場の害虫は次回以降、解説していきます)
「サバヨミ虫」が引き起こす深刻なダメージ
「なんとしても納期を守らなければならない」
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