懇親の場で酒に酔い、同席した女性に抱きつくというセクハラ行為で、ENEOS(エネオス)ホールディングスの社長職を19日付で解任された斉藤猛氏(61)。同社は、昨年8月にも杉森務前会長がセクハラ行為で辞任しており、トップが2年続けて不祥事で退く異例の事態。斉藤氏は昨年、「信頼を1日でも早く取り戻すべく、社長として全身全霊で取り組んでいく」と誓っていたのだが…。
19日に記者会見した社外取締役の西岡清一郎監査等委員は「2年連続でトップによる不適切行為がなされたことは痛恨の極みだ」と謝罪した。「まさかこのようなことが2度も続けて起こるとは思わなかった」とも語り、「幹部の人たちの意識が不十分だった」と批判した。
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