今年8月8日、自民党の麻生太郎副総裁が訪問先の台湾で、「今ほど日本、台湾、米国をはじめとした有志の国々に非常に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている時代はないのではないか。戦う覚悟だ。いざとなったら、台湾の防衛のために防衛力を使うという明確な意思を相手に伝えることが抑止力になる」と講演した。
おっしゃるとおり、日本には、台湾や米国などの有志国とともに、〝戦う覚悟〟が求められている。
「台湾有事」は「極東有事」であり、「日本有事」ではない。私は昨年の拙著『ウクライナの教訓』(育鵬社)で、そう述べた。「保守」陣営からの反発も招いた一方、同書は「咢堂ブックオブザイヤー2022大賞」(外交・安全保障部門、尾崎行雄記念財団)に選ばれた。
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