埼玉県議会で、自民党県議団が提出していた虐待禁止条例改正案は、県民の「生活実態とかけ離れている」「まるで、お留守番禁止条例だ」などと痛烈な批判を受けて「撤回」に追い込まれた。選挙中の衆参2補選(参院徳島・高知選挙区、衆院長崎4区)にも影響しかねないとの指摘が出ている。こうしたなか、改正案に反対していた県議がユーチューブで今回の経緯を実名告発した。ジャーナリストの宮田修一氏が緊急リポートする。
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「数のおごりだ。国政レベルでも自民党のイメージを下げた」
諸井真英県議は16日夜、ユーチューブでこう訴えた。県議17年目の諸井氏は当初から改正案に反対し、推進した県議団の田村琢実団長ににらまれていたという。
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