2023年9月16日付のウォールストリート・ジャーナル紙は「韓国の核保有への関心は消えていない。ただ保留中」と題する同紙北朝鮮担当のダスル・ユン記者の解説記事を掲載している。

(vladm/Prayer Turambi/gettyimages)

 韓国は、最近、米国に対して核保有をしないことを誓ったが、その約束は韓国における議論を一時停止させたに過ぎない。米国は韓国を守ることを保証しているが、韓国は中国、ロシア、北朝鮮という三つの核保有国に囲まれており、韓国国民の多く、政治エリートの多くが引き続き核保有を支持している。

 尹錫悦大統領は、本年1月、韓国は独自に核兵器を開発することもできるし、米国に再配備を要請することもできると発言した。これは米国の政府関係者を慌てさせ、同大統領は1週間後にその発言を撤回した。

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