フィリピン政府は26日、中国が同国と領有権を争う南シナ海の海域に設置していた浮遊式の障害物を撤去したと発表した。この障害物によって、フィリピンの漁船が海域に入れなくなっていた。

フィリピンの沿岸警備隊によると、撤去はフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の命令で行われた。

また、スカボロー礁に置かれた全長300メートルの障害物で漁業権が侵害されたとした。

中国は南シナ海の9割以上について、領有を主張している。スカボロー礁は2012年に占有した。

中国政府は海警局(沿岸警備隊)の動きは「必要な措置」だと擁護している。

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