(写真:PHOTOCREO Michal Bednarek/shutterstock.com

(国際ジャーナリスト・木村正人)

「私がかつてどれだけ偉大だったか知っているのか!」

[ロンドン発]それは実に冷厳で正鵠を射た記事だった。

「移民、増税、欧州の同盟国を必要とする小国。ようやく自分が思っているほど偉大ではないことに気づき始めた英国」――英紙フィナンシャル・タイムズのライフ&アートコラムニストのサイモン・クーパー氏がFTマガジン(9月14日付電子版)に書いた、お寒い英国の現状を指摘するエッセイのことだ。

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