国会の安保論戦で、「必要最小限」という言葉をよく聞く。言うまでもなく、国家と国民を守るための必要最小限だ。それは、周りの脅威に比例する。ニュージーランドのように、近くに隣国もいない海洋国家なら、小さな軍隊で済むであろう。
しかし、日本は大陸側に中国、ロシア、北朝鮮という軍事大国と直面している。3カ国とも核武装している。特に、中国は、この10年間で経済規模が日本の3倍となり、米国の7割5分にまで追いついた。人民解放軍の実力は、すでに域内最強を誇る。習近平国家主席は、2027年までに「台湾武力併合の準備」を終えるように指示したとされている。
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