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13カ月連続マイナスの実質賃金をプラスにする方法 補正予算で税収上振れを還元、賃上げ特化の減税をすべきだ [◆金融・経済]

高橋洋一「日本の解き方」

13カ月連続マイナスの実質賃金をプラスにする方法 補正予算で税収上振れを還元、賃上げ特化の減税をすべきだ

厚生労働省が発表する毎月勤労統計によると、実質賃金は4月まで13カ月連続でマイナスとなっている。

実質賃金は、名目賃金を消費者物価指数で割り戻して得られる。この伸びがマイナスというのは、名目賃金の伸びよりインフレ率が高いことを意味する。

一般論として、物価は経済状況をすぐ反映して上がりやすいが、賃金は労使交渉などで決まる要素があり、物価より遅れがちだ。また、賃金は過去の物価状況をみて、生産性上昇分を加味して決まる傾向がある。

 

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