保守派の大反対の声、女性団体やLGBT当事者の拙速な法制化への懸念にもかかわらず、LGBT理解増進法が16日、成立した。
性的マイノリティーへの差別を無くし、多様性を重んじるためにと慌ただしく国会での審議が進められた。だが、そもそも日本では、LGBTに該当する人たちは「差別」されてきたのだろうか。
キリスト教をはじめとする一神教の国で、宗教的に彼・彼女らが迫害されてきたのは事実であろう。
しかし、日本はそもそも「八百万の神々」が共存している国だ。テレビなどでの彼・彼女らの活躍ぶりは、日本社会が多様性を受け入れてきたことの証左ではないのか。歴史的に見ても、大名や僧侶が少年をそばに置くなど異性愛者と同性愛者は穏やかに共存してきた。
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