イギリス王室のサセックス公爵ハリー王子は6日、父王チャールズ3世の戴冠式に出席後、そのままヒースロー空港へ直行した。式典後に他の王族は慣例通りバッキンガム宮殿のバルコニーに出て、宮殿前に集まった人たちに手を振ったが、ハリー王子はその場に招かれなかったことが、BBCの取材で分かった。

チャールズ国王の次男ハリー王子は今年1月出版の回顧録「スペア」で、自分や妻メガン妃と、自分の家族との間のあつれきについて詳しく書いている。それだけに、今回の戴冠式に出席するのかどうかが注目されていた。「スペア」の出版後にハリー王子が公の場で家族といる姿を見せるのは、今回が初めてだった。戴冠式が終わるとハリー王子はひとり、迎えの車に乗り込んだ。ヒースロー空港から、アメリカへの便に搭乗したとされる。

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