【回顧2022】岸田首相にダイナミックな戦略構想なし 財務省の思惑通りの「防衛増税」 核抑止にも触れず異様な「引きこもり」ぶり 福井県立大学教授・島田洋一氏 [❷政 治]
【回顧2022】岸田首相にダイナミックな戦略構想なし 財務省の思惑通りの「防衛増税」 核抑止にも触れず異様な「引きこもり」ぶり 福井県立大学教授・島田洋一氏
冷戦を勝利で終わらせた功労者の一人、ロナルド・レーガン元米大統領は「力を通じた平和」をスローガンとした。「力」の中心要素は「経済と軍事」であり、経済活性化と軍備充実を同時に推進せねばならないというのがレーガン氏の信念であった。
レーガン氏は、減税、規制緩和で経済を成長させ、自然増収を軍事費増に当てることを目指したが、成長政策の効果はすぐには出ない。当面は国債発行でしのいだ。
一時的に財政赤字が膨らんだが、やがて成長の果実によって国債は償還された。先端テクノロジーの禁輸や、無理な軍拡で追い詰められたソ連は、その間に崩壊した。
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