漆黒の「烏城」よみがえる 戦国の「梟雄」宇喜多直家も汚名返上 [2)伝統・文化]
漆黒の「烏城」よみがえる 戦国の「梟雄」宇喜多直家も汚名返上
令和の大改修を終えた岡山城天守(岡山市北区)。「烏城(うじょう)」の別名を象徴する漆黒の外壁が深さを取り戻した。今回のリニューアルで、外国人や歴史に詳しくない人にも分かりやすいと評判の展示になり、梟雄(きょうゆう)というイメージもある戦国武将、宇喜多直家を再評価する内容も盛り込まれた。監修を担当した地元出身の歴史学者、磯田道史さん(51)は「五官で感じ、楽しめる場所になった」と語る。
ゆかりの3夫婦
リニューアルは1年5カ月かけて行われ11月3日に再オープン。天守の外観改修だけでなく展示も一新、本丸の部分的なバリアフリー化、ライトアップ用照明設備などを含めた工事も実施した。黒い壁板と漆喰(しっくい)の白い壁の対比が際立ち、金箔(きんぱく)瓦が輝きを放っている。
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