【日本の解き方】円安メリット生かす好機だ 古今東西、自国通貨安はGDPにプラス要因 金融引き締めで不況招いた「平成の失敗」を繰り返すな [◆論 評◆]
【日本の解き方】円安メリット生かす好機だ 古今東西、自国通貨安はGDPにプラス要因 金融引き締めで不況招いた「平成の失敗」を繰り返すな
外国為替市場の円相場が一時、1ドル=150円近辺と、1990年以来の水準となった。
円安は国内総生産(GDP)にとってプラス要因だ。これは、古今東西、自国通貨安は「近隣窮乏化政策」(Beggar thy neighbour)として知られている。
通貨安は輸出主導の国内エクセレントカンパニーに有利で、輸入主導の平均的な企業に不利だが、全体としてプラスになるので、輸出依存度などに関わらず、どのような国でも自国通貨安はGDPにプラス要因だ。もしこの国際経済常識を覆すなら、世紀の大発見だ。
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