原発稼働延長を示唆したショルツ首相(写真:ロイター/アフロ)

(土田 陽介:三菱UFJリサーチ&コンサルティング・副主任研究員)

ついに原発稼働延長を示唆したショルツ首相

 ドイツのエネルギー政策が揺れている。ドイツのオーラフ・ショルツ首相は8月3日、年内に停止を予定していた原発3基に関して、稼働を継続する可能性を示唆した。もともとドイツは2022年中の原発全廃を目指していたが、ロシアのウクライナ侵攻以降のエネルギー不足を受けて、脱原発路線の修正を余儀なくされた形である。

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