「Wedge」2021年6月号に掲載され、好評を博した特集「押し寄せる中国の脅威 危機は海からやってくる」記事の内容を一部、限定公開いたします。全文は、末尾のリンク先(Wedge Online Premium)にてご購入ください。
※年号、肩書、年齢は掲載当時のもの
急速に台頭してきた中国が日本の海にかつてないほどの緊張感をもたらしている。迫りくる有事への「備え」について危機管理のプロたちに語ってもらった。
(聞き手、構成・編集部 大城慶吾、野川隆輝)
(WATARU SATO)

編集部(以下、──) 近年、中国公船(中国政府に属する船舶)の尖閣諸島周辺海域での動きが活発だ。最前線で対峙する海上保安庁の現状は?

秋本 中国公船を接続水域(編集部注・領海の外側に広がった24海里までの水域)内で確認した日数と延べ隻数は、2018年に159日・615隻、19年に282日・1097隻、20年に333日・1161隻と、この3年間で激増している。

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