米カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地で行われた「ミニットマン3」ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験(資料写真、2020年2月5日、提供:Senior Airman Clayton Wear/U.S. Air Force/AP/アフロ)

(池田 信夫:経済学者、アゴラ研究所代表取締役所長)

 ロシアのプーチン大統領は2月27日、ウクライナをめぐってロシア軍の「核抑止部隊」に戦闘のための特別態勢をとるよう命じた。これが具体的に何を意味するのかは不明だが、世界は広島・長崎以来初めての核戦争の脅威に直面している。

 そんな中で、安倍晋三元首相が「核シェアリング」に言及し、これに呼応して日本維新の会も「核共有に関する議論を開始すべきだ」という提言を発表したことが論議を呼んでいる。これには非核三原則の見直しが必要になるからだ。

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