湯河原駅に立つ土肥実平夫婦像

(城郭・戦国史研究家:西股 総生)

昨年の「鎌倉殿への道」に続き、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では中世軍事考証という立場で関わっている西股総生氏の連載「鎌倉殿の時代」。今回は頼朝を取り巻く人々を紹介する第2弾として、頼朝の挙兵を支えた5人の人物を紹介する(JBpress)。

鎌倉殿の時代(1)頼朝を取り巻く人々PART1
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68307

戦国武将の祖先も登場

◉源行家(みなもとのゆきいえ/杉本哲太)

 源義朝のいちばん下の弟で、頼朝の叔父にあたります。熊野の新宮に住んでいたことから新宮十郎と名乗っていました。経歴は不詳ですが、都から離れていたため平治の乱に巻き込まれずに済んだようです。

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