2022年1月30日、北朝鮮は、今年に入って既に7回目となるミサイル発射実験を行った。これらは、明らかに国連決議違反であり、日本を含め米国、韓国など、北朝鮮の行動を非難し、その脅威に懸念を表明した。

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 特に、この7回目のミサイルは中距離以上のもので、その精度も「ロフテット軌道」を通る高いものだったと指摘されている。

 これに先立ち、ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)韓国支局長のTimothy Martinは、1月20日付のWSJで、「北朝鮮が長距離ミサイルと核兵器の実験の再開を考えている。金正恩政権は米国との長期的対決に備える必要があると、労働党の政策決定最高機関の政治局が言う」との論説を書き、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)と核兵器の実験を再開するだろうと警告した。

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