【一服どうぞ】忘れられていく日本の暦 裏千家前家元・千玄室 [2)伝統・文化]
【一服どうぞ】忘れられていく日本の暦 裏千家前家元・千玄室
日本は古来、月の動きを中心とした陰暦を用いていたが、諸外国と肩を並べ同等に交流する利便性で明治6年に現在の太陽暦に変えた。旧暦は、日本の気候風土になじみ農業中心の生活に便利であったのだが。
地球は太陽の周りを365日と少々で1周するが、旧暦では1年が354日とされており、そのままにしておくと季節が少しずつずれていくから、閏(うるう)月を作り、1年が13カ月になる年が2~3年に1度回ってきていた。現在、4年に1度、2月を1日多い29日とすることで調整しているのと同じ原理である。
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