北京オリンピックタワーの頂上にある五輪マークと五星紅旗(写真:ロイター/アフロ)

(作家・ジャーナリスト:青沼 陽一郎)

 来年2月4日に開幕する北京冬季オリンピックまで2カ月余り。

 ここへきて米国のバイデン大統領は「外交的ボイコット」を検討していることを明らかにした。中国の人権問題を理由に、選手団とは別に政府関係者を一切派遣しないというものだ。

 最初にワシントン・ポストが報じると、18日に記者からの質問にバイデン大統領が「検討している」と明言した。つまり、選手は送るがあとは勝手にやれ、国として相手にしない、という意向を示すものだ。

 バイデン大統領の発言に呼応するように、英国でもジョンソン首相が外交的ボイコットを検討していることを、地元メディアが報じている。

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