ウイリアム・ペリー元米国防長官が、10月4日付のウォールストリート・ジャーナル紙に「一人の人間が核のボタンをコントロールすべきではない。議会は協議を要求すべきである。そうすれば、将軍は世界を救うためにルールをやぶらなければならないことにはならない」との論説を書いている。

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 トランプ政権末期にミリー統合参謀本部議長が中国の党中央軍事委員会の李作成参謀長に2回電話をし、対中攻撃の計画はないと述べたことがウッドワードなどの新刊本『危機』で暴露され、それをめぐってトランプ前大統領、ルビオ上院議員などが反逆行為であるとして、ミリーの辞任、解任を求めている。

 このペリー論説はそういう中でミリーの行動を弁護するとともに、こういう問題が今後起きないように米国の核使用についての決定は大統領のみが行うのではなく、大統領が議会指導者と協議のうえで行うようにすべきであるとの提言をしている。

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