史跡で和傘のライトアップ ヒガンバナと競演、鳥取 [◆国内ニュース]
産経ニュース
史跡で和傘のライトアップ ヒガンバナと競演、鳥取
鳥取県米子市に残る飛鳥時代の寺院跡、上淀廃寺跡(国史跡)で25日、江戸時代から伝承される和傘「淀江傘」のライトアップが行われた。寺院跡は、約6万本を植栽したヒガンバナの名所としても知られ、見頃を迎えた朱や白の花と、色とりどりに照らされた和傘が夕闇に競演した。
日本海を望む史跡には、白や紺の番傘や赤の蛇の目傘など8本が並んだ。内側から照明の光が当たると、傘に貼られた和紙を通して寺院跡がほのかに照らされ、写真愛好家らが熱心に撮影していた。鳥取市から知人と2人で訪れた高校教員奥村由美さん(34)は「和傘とヒガンバナがよく合いますね」と目を細めていた。地域の魅力向上につなげようと、ヒガンバナの見頃に合わせて地域住民が主催するイベントの一環。淀江傘が誕生200年を迎えることなどを記念して企画した。
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