石破氏支援にありがた迷惑? 河野氏、総裁選出馬に苦悶 麻生氏とは隔たり「石破連合」に党内アレルギー コロナ対策当事者に批判の懸念も
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)で、出馬の意欲を見せる河野太郎行革担当相が苦悶(くもん)している。国民的人気は高いが、所属する麻生派の領袖(りょうしゅう)、麻生太郎副総理兼財務相らの理解を得られないうえ、今後、菅義偉政権の新型コロナウイルス対策の批判を受ける懸念がある。加えて、党内保守派のアレルギーが強い石破茂元幹事長周辺が「河野-石破連合」を模索していることも、逆風になりかねないのだ。
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「未定です」
河野氏は7日、オンラインでの記者会見で、総裁選への対応を聞かれ、こう答えた。
この日、河野氏は2日連続で麻生氏に30分ほど面会し、総裁選出馬への理解を求めた。だが、意見の隔たりは埋められなかったようだ。
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