【日本語メモ】「佳境」か「最盛期」か [2)伝統・文化]
【日本語メモ】「佳境」か「最盛期」か
東京パラリンピックは本日5日、最終日を迎えました。日本選手の活躍も目を引きました。特に興味を持ってテレビ観戦したのが車いすバスケットボール。直前にパラ関係の外部案件を作業したので、誌面で見たことのある選手が活躍していてテンションが上がりました。さて今回も日本語に関する問題3問です。
(1)サンマ漁が佳境を迎えている。
「佳境を迎えている」は、最も興味深い、面白い場面になること。「物語は佳境を迎えている」という使い方です。「面白い場面」の意から、「ヤマ場」という使われ方が派生したのでしょうか。「盛んである」という意はないので、最盛期やピークを表しません。ネット上などでは誤った解説も見受けられるので、要注意。秋は実りの季節、いろんな最盛期を迎えるので、誤用に気をつけてください。
(正答例)サンマ漁が最盛期を迎えている。
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