【正論1月号】政界なんだかなあ 社民党分裂に思う 産経新聞論説委員・政治部編集委員 阿比留瑠比
【正論1月号】政界なんだかなあ 社民党分裂に思う 産経新聞論説委員・政治部編集委員 阿比留瑠比
※この記事は、月刊「正論1月号」から転載しました。ご購入はこちらをクリックへ。
かつて全学連主流派と行動をともにし、後に自らを「新・新左翼」と名乗った評論家、吉本隆明氏は平成六年に著した論文『わが「転向」』で、底の浅い知識人らをこう手厳しく批判している。
「いまのようにロシア・マルクス主義を源泉とする『マルクス主義』が世界的な大敗北を喫している中で、徹底的な否定を潜らなかったら、理念の再生なんていうのはありえないんです。ところが、そのつっかい棒に対して一度も否定的批判をしたこともなくて、この大転換期を通り抜けようとする姑息な知識人ばかりがいる」
「柄谷行人とか浅田彰とか、『週刊金曜日』の本多勝一から社会党護憲派の國弘正雄、上田哲まで全部同じで、一度もロシア・マルクス主義に対して否定的な批判をしたりしないで、またぞろ自分の理念を水で薄めれば通用すると思っているのです」
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タグ:社民党分裂
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