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「組織作り」で検証するラグビー日本躍進の秘密 [◆論  評◆]

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丸の内Kominkan

 空前のラグビーブームを巻き起こしたラグビーW杯。日本代表はいかにして強くなったのか? 今回は2011、15年のW杯日本代表でスタッフを務めた平林泰三さんの経験や知見をもとに、日本代表の変遷から強い組織の作り方を考えてみたい。

<平林泰三さんプロフィール> 2006年に日本及びアジア人初となるフルタイム(プロ)レフリーとなり、北半球の最高峰シックスネイションズなど数百試合でレフリーを務めた。07年からラグビー日本代表のバックルームスタッフとしてゲームやレフリー分析などに尽力し、15年W杯イングランド大会では南アフリカ戦勝利にも貢献。 エディージャパンで培ったスポーツインテリジェンスを確立したコーチングプログラムを開発し、現在はラグビー以外の競技団体にも活躍の場を広げ積極的に指導を行っている。またラグビーの指導者や選手を対象にしたオンラインサロン「平林泰三のラグビー部屋」を実施。

 

――平林さんは1996~98年までオーストラリアのクイーンズランド・プレミアシップのGPSクラブでプレーをされ、2005年からは日本初のフルタイムレフリーとして活躍されました。世界のラグビーが大きく変わった転換期はいつだとお考えですか。

 それは1995年のオープン化(プロ化)です。それ以前はIRB(現ワールドラグビー)によるアマチュア宣言というものがあり、ラグビーにおいて金銭や物品を授受してはいけないという規定がありました。当然、日本のラグビー界もアマチュアリズムが徹底されていました。

 しかし、海外では91年頃からプロの選手が現れ、IRBはその流れを認めざるを得なくなり、95年のW杯後にオープン化に踏み切ったという背景があります。これを境に世界のラグビーは大きく変わっていきますので、僕が現代ラグビーと呼んでいるのは95年以降になります。

 

 

 

 


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