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「トランスボーダーファーミング」は労働力不足の特効薬となるか [2)産業・技術]

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 北海道鹿追町で地権者の境界を越えて農作業をする「トランスボーダーファーミング」が議論されている。同町ではここ20年で農家1戸当たりの農地が倍増し55ヘクタールに達している。今後もこの流れは変わらず、いずれ1戸100ヘクタールの時代が来るかもしれない。境界を越えて耕起や播種、農薬や肥料散布、収穫をするということは、農家としての醍醐味を奪うことになると抵抗を感じる人も多い。JA鹿追町(本所・鹿追町)でトランスボーダーファーミングを実証する今田伸二さんに現状と課題を聞いた。

コントラクターによるキャベツ収穫のようす(鹿追町)

ICTの良さを最大化するには

――トランスボーダーファーミングの導入の議論はなぜ始まったのでしょうか。

今田伸二さん(JA鹿追町営農部審議役)

今田 畑作農家は1戸当たり47ヘクタールの農地を持っていて、畑作4品と呼ばれる小麦、豆類、てん菜、バレイショを主に作っています。作業ができるのは夏場だけなので、面積が広いと適期に作業ができないという問題が出てくるんですね。規模拡大と共に収量が落ちてくるとか、畑作4品の中で一番労働力のかからない小麦を多く作るようになって収益が落ちるといった問題がありました。それを補うためにさまざまなことを考えてきました。

 

 

 

 


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