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〝軽量〟の「即位礼」米代表団、冷戦終結30年、同盟の脆い土台

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 天皇陛下が即位を宣明される「即位礼正殿の儀」は先週、滞りなく終了した。華やかな〝祝賀外交〟も展開された。

〝サプライズ〟は、なんといっても米国の参列特使だった。各国の国王、元首クラスが顔をそろえる中、米国は、大統領でも副大統領でもなく、運輸長官を派遣したにとどめた。 「世界で最も重要な2国間関係」の相手の、国をあげての慶事に対してだ。

 〝冷戦終結30年〟という節目の年にあって、重みを増している日米の同盟関係が盤石かといえば、必ずしもそうとはいえまい。これまでの両国関係を顧みれば、脆弱さを暗示する大小の問題が、起きては消え、消えては起こるーいわば摩擦の繰り返しだった。今回の即位の礼代表団問題は、その典型的な例だろう。

 この機会に、両国の間に見えない形で横たわる根源的な相違を再認識し、日米関係の在り方を内省するのも悪くない試みだろう。

(bee32/gettyimages)

当初はペンス副大統領派遣を検討

 米国代表、イレーン・チャオ運輸長官は、大統領職継承順位13位、日本でいえば〝ヒラ大臣〟だ。

 お祝いに駆けつけてくれた海外の特使について、あれこれいうのは非礼極まりないことは承知のうえだが、前回、上皇さまの即位の礼の際は、当時のクエール副大統領が参列した。

 

 

 

 


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