9月16日、太平洋の島嶼国ソロモン諸島は台湾との断交を決定、外交関係を台湾から中国に切り替えた。ソロモン諸島では、今年4月にソガバレ首相が就任して以来、外交関係を切り替えるとの観測が強まっていた。9月8~12日にソロモン諸島の外相が訪台し、呉外交部長、蔡英文総統と会談、「両国の関係は有意義」などと述べていた。しかし、9月13日には、ソロモン諸島の議会の特別委員会が中国との国交樹立を勧告する答申書を提出した、と報じられるなど、断交は時間の問題と見られていた。これで、台湾と外交関係を持つ国は16か国に減少した。本件について、台湾の蔡英文総統は、総統府でカメラの前に立ち、下記の概要の声明を発表した。

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 たった今、私は中華民国(台湾)とソロモン諸島との外交関係を終了させた。同国政府の中国との外交関係樹立決定は心から遺憾であり、強く非難する。

 過去数年間、中国は台湾を外交空間において圧迫すべく、経済的、政治的圧力を用い続けている。我々は、こうした行為に対し、台湾への脅威のみならず、国際秩序への強烈な挑戦と不利益になるとして、最も厳しい非難で対応してきた。

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