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【高論卓説】米副大統領の「対中政策演説」 武力を伴わない実質的な“宣戦布告” 板谷敏彦氏 [2)世界・軍事]

【高論卓説】米副大統領の「対中政策演説」 武力を伴わない実質的な“宣戦布告” 板谷敏彦氏

夕刊フジ写真 習近平トランプ
習近平・中国国家主席(左)とトランプ米大統領(ロイター)
 今から100年前の1918(大正7)年11月は、ドイツと米国の間に休戦協定が結ばれて4年余り続いた第一次世界大戦が終結した月である。第一次世界大戦の開戦原因は一様ではないが、その主因の一つに、当時の覇権国家・英国に対して、後発工業国であるドイツが経済、軍事面で迫りつつあったことが挙げられる。「ツキュディデスの罠(わな)」と呼ばれる覇権交代期の緊張である。
 英独両国は20世紀初頭の戦略兵器である戦艦の建艦競争に入り、当時海軍大臣だったチャーチルは「英国にとって海軍は必需品だが、ドイツにはぜいたく品である」と演説しドイツ皇帝やドイツ民衆をおおいに刺激した。
 両国は経済的に相互依存がとても強かったので、財界人や知識人はまさか戦争になるとは考えていなかった。ところがオーストリア皇帝の暗殺事件が複雑に組み合った同盟関係という歯車を回転させて、やがて世界を巻き込む戦争へと落とし込んだのである。
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タグ:高論卓説
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