【北海道が危ない 第6部(中)】外資の開発、カギは開放性
北海道で進められている外国資本による土地買収。平取町豊糠(とよぬか)地区のように目的不明の地域もある一方で、赤井川村のように開発計画が突然、動き出したところもある。
赤井川村明治地区では平成28年5月、東南アジアやオーストラリアなどで不動産開発やレストラン経営を手がけるシンガポール系企業の日本法人が、東京ドーム約58個分に当たる約270ヘクタールの森林を買収した。
村は重要な水源地として知られ、余市川水系の水量豊かな白井川も流れる。
買収された敷地面積が広大で、入り口を閉ざしてしまえば完全に外部から閉鎖されたゾーンになる地形でもあることから、どのような土地活用が行われるのかと懸念が指摘されていた。
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