ロシア、セルビアなど参加「一帯一路」作品展、上海で開幕

ロシア、セルビアなど参加「一帯一路」作品展、上海で開幕。写真はイランのじゅうたん画(2018年6月29日撮影)。(c)CNS/湯彦俊〔AFPBB News

 習近平政権が新たな発展戦略として喧伝する「一帯一路」構想にはどのような安全保障・軍事戦略上の意図が秘められているのであろうか。

 またその真の目的は何か、提唱の背景となっている中国の国内事情には何があるのかを検証する。

1 習近平政権の一帯一路構想の概要

 2013年9月の一帯一路の提案に続き、2013年12月、中央経済工作会議の席上、習近平国家主席は、一帯一路について、次のように述べている。

 「これは党中央が政治、外交、経済社会の発展の全局面を統括して編み出した戦略的決定であり、新たな開放の拡大を実施するための重要な措置であり、有利な周辺環境を作り出すための重要な措置である」

(中共中央文献室編『習近平の”四つの全面”にわたる戦略的布石の協調的推進に関する論述摘要』中央文献出版社、2015年、78頁)

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