前々回、高校の理科で使えるのは中学までの数学・算数に限定されるという現実を記しました。
いや、現実には様々な学校で、いろいろな工夫がされていると思います。特徴のある私学などでは、最初から本物の道具を使って教えている学校も多いと思います。
私自身もそのような中学高校で学び、中学1年の1学期から変体仮名の古文書は読まされましたし、中学2年の地学では三角関数が当然のように出てきました。
これについては、実は中学高校と「地学部」というものに属しており、堆積岩を扱おうとすると「走行・傾斜」という概念が出てくるので必ず初歩的な三角比が必要になります。別段難しい話でもありません。
(関連の解説が乗っていた産総研関係のページ・リンクを添付しておきましたhttp://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/chishitsuchosa.htm)
いま平らなお盆があるとしましょう。これを何等かの向きに傾けたとすれば、必ずそれは「南北何度」「東西何度」という形で一意に記述できます。
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