今年(2018年)2月、米ニューヨークで61歳のタクシー運転手が市庁舎前で拳銃自殺した。背景にあるのは生活苦だった。その運転手は、自家用車のライドシェア増加を規制しない市政府の無策に対し自らの命を絶って抗議したのだ。
タクシー業界が時代の波に翻弄されている。構造変化を促すのは、ライドシェアの普及にとどまらない。英デイリーメール紙電子版は「自動運転が実現すれば、先進国で深刻な失業を招く」(オクラホマ大学のスバス・カーク氏)と警鐘を鳴らす。
自動化による失業は、タクシー業界のみならず世界中のあらゆる業界で問題になるとされている。
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