生きているものは、すべからく自己の生存を維持する機能を完備していなければ一刻たりともその生を継続することは不可能である。
そのためわが身に迫る危険を早期に察知する情報収集能力、自己を襲う恐れのある外敵から身を隠蔽あるいは欺瞞によって回避する能力、直接襲撃され逃避出来ない場合には最後の手段として反撃力や集団の力によって自分を護る能力などが必要である。
国家にしても規模こそ違え、その生存手段は似たようなものであり日本人自身がそれらの能力を備えるのは当然である。その各種機能を時の状況に合わせ有為な人材が中核となって最高度に発揮しなければならない。
ところが最近の日本においてはその生存のための基本的能力と決意がひ弱になっているのではないかと思える兆候が濃厚になっているように思え、将来が気がかりである。
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