【一筆多論】ズレた政策は人口減少対策に逆行、有用な取り組みまで台無しにしかねない 河合雅司
どこかズレている。そんな違和感を覚えることが少なくない。
いろいろな政策や産業界の動きが、人口減少社会にそぐわないのだ。
厚生労働省の推計によれば、昨年の人口減少幅は過去最大の40万3千人となった。2年連続で出生数100万人割れである。どう考えても、人口はハイペースで減っていく。
ところが、新幹線や高速道路の延伸要望はいまだ衰えない。地方公共団体には大企業の工場誘致に熱心なところが少なくない。大規模な工業団地の造成を公約に掲げる首長もいる。
タグ:少子化
コメント 0