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ジョセフ・ナイの北朝鮮収拾案の「落とし穴」 [2)世界・軍事]

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 12月6日付のProject Syndicateで、ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授が、北朝鮮問題の収拾案を論じています。北京発となっているので、中国の関係者との意見交換の結果も踏まえてのものでしょう。要旨は以下の通りです。

(iStock.com/Chad Baker/AlexLinch/Wavebreakmedia Ltd/jennythip)

 

 北朝鮮は「火星15」型ミサイルの発射実験を行った。より水平に発射すれば、米国東海岸に到達し得る。北朝鮮はミサイルの大気圏再突入技術を未だ獲得していないが、実験後、核打撃能力を完成し核保有国になったと宣言した。

 ここで、北朝鮮についての基礎的事実を列挙しておこう。まず、金正恩は正気であり向こう見ずではない。彼は米国と核戦争になれば、自分の支配は終わりになることをよく心得ている。次に、北朝鮮の核兵器の脅威は、米国にとって急に高まったわけではない。以前から北朝鮮は、核爆弾を例えば貨物船で米国に届けることができたのである。第三に、北朝鮮は通常兵器だけでソウルを破壊できる。1994年、米国は北朝鮮の寧辺核燃料再処理施設を破壊しようとして、このことを認識したのである。

 

 

 

 


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